日のバリわか英文法のトップ
中間、期末対策プリント  英文法チェック問題  中学重要英単語  中学重要英熟語  中学重要基本文  中学英語ポイントノート  英文法用語辞典

効果なし!成績が上がらない個別指導塾の問題点

一斉授業で教える成績を上げられない塾に対する不満の表れからなのか、個別指導塾を選ばれるお父さんやお母さん方が増え
ているようですが、成績不振のお子さんを個別指導塾に通わせても、残念ながらお子さんの学力が大きく伸びるようなことは
ほとんどありません。その理由について、一斉授業や個別指導、TV電話を使ったネット指導で多くの成績不振の子どもたちの
学力アップに成功し、英語教育のプロ達から高く評価された参考書を出版したひだかたかのりがお教えします。
スポンサーリンク
個別指導というコトバには、

『1人ひとりにわかるように教えてもらえる』

という響きがあることから、基礎学力がなく伸び悩んでいるお子さん方の指導として求められる割合が高いようです。

しかし、現在、塾で行われている個別指導の多くは、1人の講師が1つの時間帯(70分〜90分)に複数の子どもを担当し、自習形態で学習
させながら質問に答えていくという形を取っています。そのため、1人当たりを直接指導できる時間は

4人を担当する場合で17.5分〜22.5分

3人の場合でも約23.3〜30分

とかなり短くなってしまいます(実際にはムダな時間が生じるので、指導できる時間はもっと少なくなります)。
参考:オール3(平均点)レベルの子どもの英語の成績を上げるのに、プロ講師の私、ひだか が必要とする時間は1対1で指導して週に
50分ですので、最近主流になっている先生1人に生徒2人という個別指導を選ばれたとしても、1人当たりの指導時間は35分〜45分となり、時間が足りていないことをおわかりいただけると思います。
※私自身が1対2の形で1人当たり45分間教えたとしても、1対1で教える場合の6〜7割程度、子どもの理解力が低い場合は5割
程度のことしかできないと思います。

しかも、指導者の多くは経験の浅い学生です。1つの教室には、常に数人の講師がいるので家庭教師にありがちな子どもと馴れ合いになって
しまう危険性は少ないものの、この短い指導時間では十分なことができないのは明らかです。

私も、この形態で教えた経験がありますが、このような形の個別指導は、成績上位の子どもが学校や塾の授業で出てきた、わからないところ
だけを教えてもらうことには向いていますが、自分はどこがわかっていないのかさえもわかっていないような成績中位や下位の子どもが、
この指導だけで効果を上げるのはかなり難しいと言えます。

追記
私は個別指導塾で数学や理科を教えたこともあります。数学の場合は、先生1人に生徒3〜4人の指導でも、成績中位や下位の子どもが
わかっていないところをわかるようにすることができましたので、熱心に指導をしてくれる人に出会えれば、少しの点数アップ程度なら可能
です。また、理科の場合は、多くの説明を必要とする単元が多いので、成績中位や下位の子どもの指導には向いていません。

ただし、私は、どちらの教科も1対1の指導では大きな学力アップに成功していますので、参考までに私が数学や理科の指導で使った教材や
やったことを書いておきます。

数学
子どもが学校で使っている教科書の教科書ガイド…書店で売っています
パターン集…塾専用の教材でしたが、ネットで購入できるようになりました
到達度テスト集…パターン集に準拠した問題集です。こちらもネットで購入できるようになりました
※3レベル(平均点レベル)の子どもには、パターン集の「パターン○」をくり返しやらせました。4レベル以上の子どもにはパターン集に
対応した到達度テスト集の問題も練習させました。

理科
くわしい理科…書店で売っています
これで完ぺき受験理科…塾用教材なので、書店で手に入れるのは難しいかもしれません
子どもが学校で使っているプリント…私が教えていた地域の公立中学では、どの学校でも同じプリントを使っていました
※これで完ぺき受験理科を1年生から持たせてテスト範囲の該当ページに書いてあることを覚えさせ、テスト直前には学校で使っている
プリントの問題をやらせるようにしました。