「カラー図解 トコトンていねいな英文法レッスン」を使った公立高校入試対策

英語教育界の2人のカリスマが見てきた多くの教材から、本当に役に立つものを紹介した竹岡広信・安河内哲也のこの英語本がすごいという本で、オススメの英文法の参考書の1位に選ばれたトコトンていねいな英文法レッスンを書いたひだかたかのりが、英語を苦手にしている中学3年生が短期間で英文法の力をつける方法をお教えします。
※英語が苦手な中学1、2年生や中学生以外の人にも役立ちます。

中学2年生の初めに英語でつまずいた ひだか は、何の対策もできないまま高校入試の日をむかえました。合格発表までのあの恐ろしい思いは、今も忘れることができません。ひとりでも多くの中学生が、ぼくと同じ思いをしないように、だれよりも時間をかけて中学英文法のわかりやすい教え方を研究してきました。ぼくを信じてがんばってみてください。

必要なのは、ひだか が書いたトコトンていねいな英文法レッスンという本ですが、出版契約を終了したので、新品を手に入れることはかなり難しくなったので、中学英語範囲を無料で公開します。
>> こちら

参考書は説明文ですから、読むことで国語の勉強にもなります。ぼくは、誰も教えたことのないような学力最下位レベルの子どもたちに、わかるまでトコトン教えた経験があるので、他のどの参考書よりもわかりやすい説明になっていると思います(小学生が習わない漢字や難しい漢字、文法用語にはルビも振っているので、漢字が苦手な人でも読めます)。イラストや図解も多いので、楽しく学べますよ。

それでは、


まず、それぞれの章に書いてあることを読んでいきます。出てくる英文は覚えるつもりで声を出してつぶやきましょう。

第0章 英語の部品

品詞について書いてあります。ここから始めると、苦手意識が大きい人は、たぶんすぐにイヤになりますので ^_^; この章はとばしましょう!少しわかるようになってから、名詞って何?形容詞って何?と思ったときに、0章を見た方がわかってもらえると思います。
※⑧の間投詞(感動詞)と⑨の冠詞(=a・an・the)という用語は、中学の授業で使われることはほとんどないので、覚える品詞は8つだけです。

第1章 時制(21/22ページ中)

日本語で言えば、「します」「しました」「するつもりです[するだろう]」「しています」「していました」「ずっとしています」「したことがあります」「してしまいました」という動詞の部分(be動詞の場合は、太字のみ)を英語ではどうやって表すのかを学ぶことになります。
※P.34の未来進行形とP.41の現在完了進行形は不要です。

ここまでのことがわかったら、playとeatとbeを使って主語が① I ② You ③ Heの場合、それぞれの時制では動詞がどう変化するのかをつぶやいてみましょう(ノートに書いてもOK)!
※現在・過去・未来・現在進行形・過去進行形・現在完了の順番でつぶやきます。

(例)
主語が I で動詞が play の場合
→ I play, I played, I will play[またはI am going to play], I am playing, I was playing・I have played


とやっていくことになります。
(注)playのように進行形にできる動詞の場合、「ずっとしています」と言いたいときには、have been playingというのが普通です。
※live(住んでいる)のように、もともと「~している」と訳せる動詞は、have livedで「ずっと住んでいます」という意味を表せます。

第2章 受動態(12ページ)

日本語で言えば、「○は□によって~されます。」「○は□によって~されました。」という内容を表す文を、英語ではどうやって表すのかを学ぶことになります。○や□に書かれることばが、「ケン」や「ミホ」のような場合は難しくないのですが、「私」や「あなた」などの代名詞の場合には、変身する場合があるので使う形に注意しなければなりません。そこをしっかりと学んでください。また、受動態の文の動詞の部分は「be動詞+過去分詞」となりますが、使うbe動詞は、主語や、現在の文か過去の文かによって使い分けなければならないので、第1章のbe動詞の現在形と過去形のところがわかっていなければなりません。


第3章 疑問文・否定文(25/31ページ中)

さきに、P.54~69までで①疑問文の作り方 ②疑問文に対するYes・Noの答え方 ③否定文の作り方だけを学びます。次に、P.77~84までを学びます。(1、2年生はここまで)最後に、P.84~85を学びます。P.70~77については、1、2年生は「選択疑問文」だけ、3年生は公立の場合は「選択疑問文」だけ、私立を受ける人は、「選択疑問文」~「付加疑問文」も覚えておきましょう。


第4章 助動詞(9/10ページ中)

P.176のMOREのところに書いてあるshouldも、重要な助動詞なので、他の助動詞と合わせて覚えておきましょう。shouldは「(~す)べきだ」と訳されることが多いのですが、「(~し)たほうがよい」と訳されることもあります。P.95の時制の一致は不要です。1年生はP86~88までとP.90だけでOKです。
※P.92のneedは不要、ただし、動詞としてのneed(必要だ)は覚えておかなければなりません。


第5章 5文型(1/10ページ中)

ここは、高1でくわしくやるところなので、第6章に進みましょう。ただし、第2文型、第4文型、第5文型の基本文(141, 158, 159, 160, 164, 165, 166)と、P.105のThere is[are] ~.の説明と例文は11章まで進んで後で(1年生は第1文型~第3文型まで、2年生はニューホライズンのように第4文型と第5文型を学ぶ場合と第4文型だけを学ぶ場合とに分かれます)覚えておきましょう。

余裕がある人
ここでは、英作文をするときに役に立つ英語の基本的な語順を覚えてください。P.96~100で説明している目的語・補語・修飾語ということばについては覚えなくてもかまいませんが、P.101~105の5つの文の語順とP.105のThere is[are] ~.の文の語順については覚える必要があります。
※「これは第○文型だ」と言えるようになる必要はありません。

それでは先に、第3~5文型の語順について覚えましょう。英文と日本文につけられた記号をよく見比べてください。大きな違いは、ピンクの下線を引かれた動詞の語順です。日本文では、「。」の前にありますが、英文では、主語(水色の四角)のすぐ後ろにあります。次に、オレンジの丸でかこまれた「~を」ということばを見てみましょう。第3文型と第5文型の英文では、動詞のすぐ後ろに書かれ、第4文型では、「~に」ということばの後ろに書かれています。最後にCとかこむことばについてですが、第5文型のCは、「を」と動詞の間に書かれているので、「を」のすぐ後ろの文字から動詞の前までのことばをCでかこみましょう。英作するときには、○ Cの語順になります。

なお、記号をつけられないものは、ほとんどが修飾語ですので、例えば 主語 動詞 ○ C 修飾語. のようにことばを並べることになります。修飾語が「公園に」のように場所を表していたり、「きのう」のように時を表している語句の場合は、文の終わりに「主語 動詞 ~ 場所 時 .」の語順で書くことになります。

次に、第1~2文型についてですが、第1文型としてはThere is[are] ~.の文の語順を覚えるだけでOKですので、P.105のMOREのところをよく読んで覚えておきましょう。また、第2文型で使われる動詞の代表はbe動詞で、それ以外の動詞としては、become(なる)・look(見える)・feel(感じる)・get(なる)を覚えておきましょう。これらの動詞がこの文型で使われる場合、その日本文は「~見えます。」「~聞こえます。」のように、動詞は「に」や「く」というひらがなに続くことが多いようです。英作するときの語順は、動詞のほうが前に書かれるので、「見えます ~に」「聞こえます ~く」と、日本語と逆になります。また、「~に」や「~く」という意味を表すことばの前には very(とても)という単語が書かれることも多いようです。その場合は、次のように「~に」や「~く」と訳すことばの前にveryを書きます。

(例) 彼はとてもいそがしそう見えました。→ He looked very busy.

中学の段階で、第1文型はS+V、第2文型はS+V+C…と覚える必要はありませんが、英作文をするときの基本的な語順は、中学の段階で必ず覚えておく必要があります。


第6章 命令文(6ページ)

主語のYouが省略しょうりゃくされているだけで、動詞から後の語順は同じになります。ただし、動詞の前に Don't・Please・Let's や 「人の名前,」が書かれることがあります。
※「勧誘文」ということばを覚える必要はありません。「~しましょう」の文と覚えておけばいいです。また、Let's ~. の文で省略されている主語は、YouではなくWeだと覚えておいたほうが役に立ちます。


第7章 感嘆文…不要


ただし、HowやWhatで始まり、!で終わる文は「何と~だろう[でしょう]。」という内容を表すことは覚えておきましょう。
(例)
How big!(何と大きいんでしょう。)
What a big dog!(何と大きいイヌなんだろう。)




第8章 比較(11/12ページ中)

まず、① as ー as ~ ② -er than ~ ③ the -est of[in] ~が表す内容を覚えます。次に、つづりが長い単語の場合は、②が more ー、③が the most ーになることを覚えます。次に、③で使われる in と of の使い分けとgoodとwellの比較級と最上級を覚えれば基本はOKです。
※P.127のパターンは覚える必要はありません。

第9章と第10章のP.151~154は、11章の後で勉強してもOKです。

第9章 関係詞(10/16ページ中)

名詞について説明するために使われる「どんな」という内容を表すことばを、文で表したい場合に使われるのが関係代名詞です。who・which・thatの3種類のものがあり、whoとwhichは説明したい名詞の種類によって使い分けます。公立高校の入試では、whomとwhoseは出てきませんので、これらの使い分けはできなくてもかまいません(ただし、普通科への進学を希望する人は、高校入学までに覚えておいたほうがいいです)。
※P.138~143は不要です。

第10章 準動詞(15ページ中)

「準動詞」ということばを覚える必要はありません。動詞みたいなものとして不定詞、動名詞、分詞というものがあり、これらの使い方を覚えることになります。P.144~156で基本的な使い方を覚えましょう。次に応用編です。P.161のMORE、P.162~163に書かれてあることは、どれも入試によく出るものばかりです。がんばって覚えていきましょう!
※P.157~159、P.163のlook forward to Vingは不要です。


第11章 接続詞(6ページ中)

第5章の○(=「~を」という内容を表すことば)のところを、文で表したい場合に使うのが that という接続詞です。中学では、know that ~や think that ~のように、know(知っている)や think(思う)という動詞の後ろに書かれることが多いということを覚えておきましょう(基本文154と251参照)。次にwhenが「~とき」という接続詞として使われる場合と、「もし~ならば」という意味で使われる if という接続詞の使い方を覚えます。

ここまでのことがわかったら、第3章のP.77~85について覚えましょう。疑問詞を使った疑問文と間接疑問文では、多くの場合、疑問詞から後の語順がかわるので要注意です!最後に、第9章の関係代名詞と第10章のP.151~154について学ぶことになります。ここには、日本語の場合、名詞の説明をする「どんな」という内容を表すことばは、単語も語句も文も、① 単語 名詞 ② 語句 名詞 ③ 文 名詞 のように、どれも名詞の前に書かれますが、英語の場合は、① 単語 名詞 は同じですが、② 名詞 語句 ③ 名詞 文 よように、名詞の後ろに書かれることが書かれています。つまり、英語では、「本 ナオキに書かれた」や「本 ナオキが書いた」というような説明のしかたをしているのです。

第12章 仮定法…不要



まだ時間はありますか?時間があれば、ここまで勉強したところの基本文を日本文に訳し、その後、日本文を見て英文が言えるようになるまでくり返しましょう。教科書に出てくる単語や熟語、重要表現をできるだけ多く使いましたので、十分力がつけられるはずです。付属のCDを使えば、リスニングの力も強化されます。寝ながら聞けば、子守歌がわりになるかもしれませんね(^_^) さらに時間があれば、ここまで勉強したところの問題集(=別冊の「トコトンチェック問題」)をやりましょう。問題集のくわしい解説を見たい人は >> こちら(無料でご覧いただけます)

基本文と問題集部分は公開していませんが、電子書籍(99円)の中に収録しました。
くわしくは >> こちら


最後まであきらめずにがんばってくださいね。応援してます!q(^-^q)

普通科や進学校に進学する中学3年生へ
高校入学までにさらに英文法の力を伸ばしておきませんか?

多くの英語嫌いを英語得意にみちびいてきた ひだか が塾で教えてきた英文法の授業が、一人でも楽しく学べる中学英語攻略マニュアルという教材を作りました。この教材をメイン、「トコトン」を復習用として使うことで、入学時にはかなりのレベルになっていると思います。大学生の家庭教師をはるかに超える「マニュアル」について > 今すぐ見る

© 2019 egao21 ひだかたかのり