もし1人の講師が、同じ子どもにいろいろな形態で英語を教えて、その学習効果を比べることができるとしたら次のような結果になると思われます。
①1対1の個別指導(週 60分)…10
※黒板を使って授業を行い、授業に緊張感を出すために、原則として講師はイスに座らないものとします(黒板を使わずに指導をしたり、イスに座って教える場合は、その効果は家庭教師と変わりありません)。ライバルがいないことが、この指導法の最大の欠点になります。
※1対1の個別指導には、
スカイプなどのビデオ通話ができるソフト(テレビ電話)を使って指導をする形態のものがあります。私も06年~12年まで、全国の中学生を対象jにテレビ電話を使った指導をしていました。真面目なお子さんの場合は、
8~9程度の効果を望めますが、
学習意欲が低い子供の場合は家庭教師よりも劣り、5~7程度の効果、またはそれ以下の効果しか期待できないと思われます。
②家庭教師…8(週 60分)
※緊張感がないことが最大の欠点になります。プロ講師である私が指導したとしても、①に比べると緊張感はかなり小さくなります。
家庭教師の場合、生徒宅への移動時間が生じるため、実際には週に90分~120分の指導をするのが普通です。週に
90分~120分の指導ができれば、①を超える効果(11~15程度)を上げることができます。
③15名くらいまでのクラスでの一斉授業による指導(週 120分)…5~7
※子供のタイプによってはこの指導法が1番伸びる場合もあります。また、この指導法は①や②に比べて指導できる時間が多くなるため、力のある指導者なら大きな学力アップも期待できます。ただし、オール3以下(平均点以下)のお子さん
の場合、途中入塾で学力アップを果たせる可能性はあまりありません(特に2年生の2学期以降にこの形態の指導をする塾への入塾は、英語の場合は絶対にオススメできません)。
オール3以下のお子さんで、①や②の指導ができない場合は、一斉授業による指導より④の指導の方が効果があります。
④1対2の個別指導(週 90分)…4
※①や②に比べて1人当たりを直接指導できる時間が半分(残りは自習)になり、また教える時間が細切れになるため、効果は半分より小さいものになります。2人の生徒の内、もう1人が英語以外の勉強をしている場合、効果はさらに
小さくなります。
⑤1対3以上の個別指導(週 90分)…1
※1人当たりを直接指導できる時間が1/3以下になるため、プロの講師の私が教えたとしても、英語に関してはほとんど役に立ちませんので、オール3以下のお子さんがこの指導法を選ばれることは絶対に避けてください。
ちなみに、数学や理科の場合は、オール3以下の子供でも、④の形態でも③程度の効果を上げることができますし、⑤の形態でも英語よりは効果が期待できます。
「1対1の指導が効果があることはわかったけれど、どれくらいの期間でどれくらいまで伸びるの?」
参考までに、私がTV電話を使ってマンツーマンで英語を教えた子供たちの学力アップの状況をご紹介します。
(いずれの生徒にも、1回50分の授業を1ヶ月当たり4回ずつ行いました)
・Aさん(兵庫 中1の7月に入塾
オール3レベル(英語4)) 2ヶ月の指導で93点(平均点+25点)
1学期の通知表は4でしたが、1学期の期末テストの結果で親御さんが危惧を感じられて入塾。指導開始時にはすでによくわかっていない状態になっていました(今の通知表は絶対評価なので、学校によっては最下位レベルの子供でも3がつけられるほど信用ができないものになっています)。その後、学年トップレベルまで伸び、高校では、2年生最後の実力テストで学年トップの成績を取ったそうです。
・B君(神奈川 中2の7月に入塾
オール5レベル(英語4)) 2ヶ月半の指導で94点(学年トップ)
私立中学に通っていた子供です。英語に独学の限界を感じて入塾。その後、学年トップレベルの成績を取り続けて国立の東京工業大学附属科学技術高校に合格しました。この子供は国語が得意だったので、私が書いた参考書や教材で学んでいたとしても、同じような結果が出せたと思います。
・Cさん(山口 中2の1月に入塾
オール4レベル(英語3)) 3ヶ月半の指導で84点(平均点+21点)
1年の時から家庭教師(教員志望の人)に数学と英語を教えてもらうも、英語が苦手になり入塾。この子供の場合、中2の3学期に入塾し、3年1学期の中間テストですぐに結果を出せたほどの能力があったにも関わらず、指導者の経験が乏しかったために英語が苦手になっていたわけです。英語の場合、このような例が実に多くありますので、指導者選びには十分にご注意ください。
・Dさん(岐阜 中2の7月に入塾
オール4レベル(英語3)) 5ヶ月の指導で79点(平均点+20点)
塾、家庭教師経験なし。教え始めた頃は、まったく英語がわかっていない状態でしたが、1回目の体験授業時に「すぐにトップレベルになる」と確信したほど頭のいい子供(理系)でした。しかし、中学の先生が問題の難易に関わらず80点以上を取らないと4をつけないという信じられないような人だったために、私の指導後も英語に対してかなり大きな苦手意識を持ち続けた子供です。その後、94点(平均点+31点)を取るまで伸びて通知表3→5を達成し、岐山高校に合格しました。
・E君(宮崎 中2の7月に入塾
オール4レベル(英語3)) 10ヶ月半の指導で86点(平均点+37点)
塾、家庭教師経験なし。数学が得意な頭のいい子供でしたが、英語は苦手な状態になっていました。この子の場合、中学の先生が教科書中心ではなく、英語の曲を使って指導をするなどの独りよがりの指導をしていたために結果が出るまでに時間がかかってしまいました。
ちなみに、私が学生時代に初めて家庭教師で教えた子供(中2男子 オール3)には、1回120分の指導を週に2回行いました。
クラスで5番前後まで引き上げることができたものの、今の指導時間の4倍以上の時間が必要だったことになります。
※勉強をする習慣のない子供の場合は、プロ講師が1対1で教えたとしても週に2回は指導を行う必要があります。
1対1で教えると、英語に泣かされている子供でも短期間の指導でここまで伸びる可能性があるのですが、塾業界では、力のある講師の多くは進学校に合格できる可能性の大きい子供(オール4レベル以上)を、上記の③の形態で教えています。つまり、
③以外の形態で指導している人の多くは、力のない講師か学生講師ということになります。彼らは、ある程度力のある子供(オール4レベル)を指導する場合にはそれなりの学力アップを果たすことができますが、オール3以下のレベルの子供の指導ではあまり学力アップを果たすことができません。(指導経験が少ない場合は、指導者と子供との間の能力の差が大きいほど、わかりやすく教えることは難しくなります)。特に英語は、それを得意にしている人とほとんど知識のない場合が多い中学生
との間の能力の差は大きく、たとえオール4レベルで英語だけを苦手にしているような子供でさえも成績アップを果たせないことが多いのです。そこで、
高校受験に失敗した落ちこぼれの子供たち(オール2レベル)100人以上に教えた経験
から開発した指導法で、中学卒業時、オール1の子供を高校入学後(京都公立 普通科)の実力テストで英語学年3位を取るまでに導いたり、中1終了時、国語1・英語2の子供を中3の2学期以降、英語5を取るまでに導いた経験のある
私が開発してきた教え方を公開し、1人でも多くの子供の学力アップのお役に立ちたいと思い、塾での指導を続けながら
egao21.com というサイト、「
中学英語がゼロからよくわかる本」「
トコトンていねいな英文法レッスン」という参考書や
「
中学英語攻略マニュアル」という教材を作ってきました。
※2人とも10数人の子供といっしょに一斉授業で教えました。また、2人とも不良ではありません。1人はスポーツに打ち込み過ぎていた結果(スポーツ
推薦狙い)の成績です。ただし、3年生の時には超難関大学の学生に家庭教師をしてもらっていたそうです。また、もう1人は進学塾の下のクラスで、講師歴1年目の専任講師に1年間教えられた結果です(進学塾では下のクラスほど、力のない先生が担当します)。この生徒は、下のクラスの中でも最下位レベルの学力でした。
※当時は、相対評価で成績をつけられていたので、通知表の5と1は全体の7%程度(クラスで2~3人)になります。
特に、「中学英語攻略マニュアル」は、私が講師人生をかけて作っている教材で、出版社から色々な制約を受ける企画出版では伝えられないことまでをくわしく書いています。その結果、この教材を使って学んだ中学生たちが、短期間の学習で学習塾で私が直接教えてきた子供たちにも劣らないような驚きの学力アップを果たしてくれました。
・中2女子から寄せられたメールより
去年(中1)は英語のテストで40点台をとってしまったりして大嫌いな教科だったんですが、be動詞もわからなかった私が今回のテストでなんと96点という点数もとっちゃいました!!全て先生のおかげだとおもいます!
・愛媛県 塾の塾長先生から寄せられたメールより
パート1の10章までとパート2の準動詞と関係詞のみを徹底的にやらせたら高校入試1ヶ月前に英語20点の生徒でも85点まで引き上げることができました。日高式はすごいと感心してます。
・岡山県 中3女子から寄せられたメールより
英検3級の一次試験に合格できました~。それから、ずっと70点台しか取れていなかったのに 買ったCDでお勉強してからの試験は全部90点台になりました!!もっと早くに知っていたら~!!!!とちょっと悔しいけど、でも、入試に間に合ったのでよかったです。この調子で落とさない様に頑張ります。
当初は、データをCDに収録して販売していました。この子は、中3の間に英検準2級にも合格したそうです。
・大分県 中3女子のお父さんから寄せられたメールより
英語が超苦手の子供だったので、せいぜい入試では半分も(24/50(点))とれてれば・・・と考えておりましたが、結果は
48/50(点)。もうビックリです。おかげさまで第一志望校の予想ボーダーを余裕でクリアし合格することができました。
英語に関しましては、ひたすらPart1、Part2の演習の繰り返しのみを実行させました。と言っても英語に関しては他に打つ
手が全く無かったんですが・・・。はっきり言ってこれは効果有ります。(今まで塾や教材に注ぎ込んだお金はなんなんだろう(泣))
この子たちは恐らく国語が得意か文を読むのに抵抗がない子たちです。一般に、オール3(平均点)以下のお子さんが、参考書や
教材を使って1人で学び学力をつけていくことはとても難しいので、「ウチの子も『
マニュアル』を使って成績を上げたい」と
思われた場合は、ご父母がお子さんの家庭教師となってお教えになることをオススメします。この教材には、私が英語に泣かされ
ている子供たちに教えて開発してきたわかりやすい教え方が、実際に塾で授業をしている感じで書いてありますので、お子さんに
読み聞かせながら進め、図解部分をホワイトボードや紙に書いて説明してあげる使い方をしていただけば、上記の子供たちと同じ
ような学力アップを果たせる可能性があります。
定期的な指導自体は、塾や家庭教師にお任せになられたとしても、お父さんやお母さんが「マニュアル」を使って勉強しておか
れれば、お子さんが自宅で学習をしていてちょっと聞きたいことが出てきた時に、すぐに教えてあげるといったことができます。
わからないことが出てきた時、わかりやすく教えてくれる人が家の中にいることはお子さんにとって心強いことになるはずです。
中一の息子がいます。家庭教師も付けてたのですが、余り理解出来ていない様子でした。頑張っても結果にならな
かったので、拒否してしまいました・・・。そちらのサイトを開き、私なりに教え方を理解して息子に教えてみました。be動詞から始めましたが、始めて本当に理解が出来たそうです。もう、三学期も終わろうとしているのに。。。授業中
楽しくなかっただろうな~と思いました。今では「お母さんが1番良くわかる」と言われます。何かが引っかかり納得
出来なくなり、理解が出来なくなったあの頃を思い出し親子して勉強しています。あなたのサイトを開いた事から何か
息子が変わろうとしています。ありがとうございました。これからも頑張ってください。(大阪府 中学生のお母さん)
※「中学英語攻略マニュアル」の一部となっている「中学英語がゼロからよくわかる本」は、サイト上で公開していたことがあります。
現在も、一部を公開中です。>>こちらから
あなたも、「中学英語攻略マニュアル」を使って、お子様にとって『最強の家庭教師』になられることを目指しませんか。
※「中学英語攻略マニュアル」には、進研ゼミの教材作成スタッフからも高く評価された「中学英語がゼロからよくわかる本」の改訂版が
含まれています。
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尚、
こちらの「特設ページ」からお申し込みの場合は、11月出版予定の
「トコトンていねいな英文法レッスン」の改訂版を
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