日本語の場合、疑問文と元の文とでは、ほとんどちがいがありません。
文末(文の最後)に「か」というひらがながある
ということが日本語の疑問文の特徴ですね。つまり、日本語では、「か」というひらがなが疑問文を作るのです。
ただし、(3)の答えのように、文の終わりを少し変化させなければいけない場合もあります。
この文の場合、「か」というひらがなをくっつけるだけでは、
「彼らは友だちだか。」
となり、日本語になりません。
そこで、文の終わりの方を少し変えて、
「彼らは友だちか。」
とか、
「彼らは友だちですか。」
などと表します。
日本語の疑問文=ふつうの文+「か」。
次に、英語の疑問文について考えていきましょう。
次の各文をよーく見て、英語の疑問文の作り方を発見してください。発見しやすいように、主語に下線を引いておきますね。
元の文 | 疑問文 | |
1.This is a pen. | → | Is this a pen? |
2.You are a teacher. | → | Are you a teacher? |
3.He is a singer. | → | Is he a singer? |
4.They are students. | → | Are they students? |
5. I am tall. | → | Am I tall? |
さあ、疑問文の作り方を発見できましたか。
発見できたら、自分の口でつぶやいてみましょう。
ハイ、どうぞ…。
すべての例文の下線を引いた主語と is・am・are(be動詞)の順番がヒックリ返っていますね。
そうです。
ヒックリ返しが疑問文の命なのです。
つまり、英米人は、何かをたずねるとき、「この文は、ふつうの文ではないゾ!」ということを、いきなり文頭(文の1番前)のコトバの順番を変えることで相手に印象づけているのです。
さらに、文末に?(=クエスチョンマークと呼びます)をつけることで、もう1度ダメ押しをします。
日本語の疑問文に比べて、かなり慎重ですね。
また、疑問文を読む場合には、?を読まないことになっているので、その代わりに2度目の印象づけとして、文末を上げる という変わった読み方をしています。