疑問文: Play you tennis?
否定文: You play not tennis.
「こんな答えを書いた人、手をあげて~?」
と言うと、必ず数人の子が手をあげます。
あなたは、どうだったでしょうか?
今、私は、
一般動詞には疑問文や否定文を作ることはできない!
とお話ししたばかりですね。
つまり、一般動詞の play(するゥー)と主語の you をヒックリ返して疑問文を作ることはできませんし、 play の後ろに not を書いて否定文を作ることもできないのです。
今の時点で、私たちが主語とヒックリ返して疑問文を作ったり、後ろに not を書いて否定文を作ったりすることのできるコトバは、
is・am・are・was・were の5種類の be動詞か助動詞と呼ばれるものだけです。
疑問文: Are you play tennis?
否定文: You aren't play tennis.
これも、私がよく見てきた答えです。
Play you tennis? や You play not tennis. に比べると、発想は Good です。
この答えを書いた人は、たぶん
「一般動詞には、疑問文は作れない。じゃあ、be動詞を使えばいいんだ!You が主語の場合、be動詞は are に変身するから…、You と are
をヒックリ返して…」
などと、考えたのではないかと思われます。
よく考えて問題を解きましたね。でも、あなたはメチャメチャ大切なことを忘れていたのではないでしょうか?
P.16でお話した1文1動詞の大原則です。
この原則は、英語では、1つの文の中には動詞は1つしか使えないということを表しています。
つまり、 一般動詞と be動詞は共に動詞ですから、どんなに困っても、いっしょに使うことは許されないのです。
「じゃあ、いったいどうすればいいんだ。さっさと教えろ」
まあまあ、そう興奮しないでください。短気は損気ですよ。
実は、助動詞というコトバを使えばよかったのです。be動詞が使えないのですからこれしかありません。
助動詞については、攻略10のところでくわしくお話ししますが、ここで、助動詞の基本的な性格について学んでおきましょう。