助動詞とは、文字通り動詞を助けるコトバです。
一般動詞の play が、疑問文や否定文を作れと言われて困っているので、助動詞がそれを助けてやるのです。
この便利なコトバを使えば、疑問文や否定文がカンタンに作れてしまうことは、 問題5と問題7のところですでに練習済みです。
この助動詞を使うということを思い出して、
You play tennis. という文の1つ1つの単語を辞書を使って調べてみたあなた。本当にいい心がけです。いつか必ずその姿勢はむくわれますよ。
さて、単語の種類(=品詞と呼びます)を調べてみると、この You play tennis. という文の中には、助動詞がないことがわかります。
辞書には、You は 代(=代名詞)、play は 動(=動詞)、そして、 tennis は 名(=名詞)と書いてあります。
いや~、まいりましたね。
be動詞もない、助動詞もないでは、疑問文や否定文なんか作れっこありませんからね。じゃあ、
「解なし」
とでもなるのでしょうか?
まさか、そんな。数学じゃああるまいし…。それでは、何のためにここまでお話ししてきたのかわかりません。
さあ、これからがいよいよ本番ですよ。
助動詞というコトバは、動詞のすぐ前(左側)に書かれ、そのほとんどは、目に見えるのですが、
ふだんは動詞のすぐ前にまるで忍者のように隠れていて、動詞が困った時に姿を現す助動詞があります。
その助動詞が do(ドゥー)です。
日高式英語では、この do のことを隠れた助動詞と呼んでいます。
一般動詞の文では、この隠れた助動詞の do が、疑問文や否定文を作るために動詞のすぐ前に隠れて いると考えてください。
つまり、
You play tennis. という文を
You ( do ) play tennis. と考えるのです。
ここまでくれば、疑問文と否定文を作るのはカンタンです。
まず、疑問文ですが、主語の You と隠れた助動詞の do をヒックリ返して、
Do you play tennis?
とすればいいのです。
否定文もカンタンです。
隠れた助動詞の do のすぐ後ろ(右側)に not を書いて、
You don't play tennis.
※do notの短縮形
となります。